Oil Dictionary
オイル辞典
食用オイル
Cooking Oil
ココナッツオイル
・原料|胚乳
・主な産地|フィリピン、インドネシア、スリランカなど
・科名|ヤシ科
・相性の良い食材|魚介類、野菜、果物など
・適した利用法|生食、加熱
特徴
・飽和脂肪酸高含有→酸化しにくい
・中鎖脂肪酸が含まれる
・抗菌・抗真菌作用
ひまわり油
・原料|種子
・主な産地|ロシア、ウクライナ、アルゼンチン、日本など
・科名|キク科
・相性の良い食材|魚介類、肉類、野菜、穀物全般
・適した利用法|加熱、生食
特徴
・植物油の中でトップクラスのビタミンE含有量
・オレイン酸によるLDLコレステロール低下、腸の蠕動運動促進
アボカドオイル
・原料|果実
・主な産地|ニュージーランド、メキシコ、アメリカなど
・科名|クスノキ科
・相性の良い食材|豆類、魚介類、野菜類など
・適した利用法|加熱、生食
特徴
・オレイン酸によるLDLコレステロール低下、腸の蠕動運動促進
・ビタミンE、β-シトステロール(植物ステロール)豊富
・ルテインを含むため、白内障などの眼病予防が期待できる
マカダミアナッツ
・原料|仁
・主な産地|オーストラリア、ハワイなど
・科名|ヤマモガシ科
・相性の良い食材|野菜、魚介類、製菓
・適した利用法|加熱、生食
特徴
・オレイン酸によるLDLコレステロール低下、腸の蠕動運動促進
・血管壁の栄養となったり、インスリンの分泌促進作用のあるパルミトレイン酸を含む
ごま油
・原料|種子
・主な産地|トルコ、エジプト、中国、ペルーなど
・科名|ゴマ科
・相性の良い食材|野菜、豆腐、肉類、魚類、粉製品など
・適した利用法|生食、加熱
特徴
・焙煎→種子を焙煎してから絞る
太白→焙煎せずに生のまま絞る
・抗酸化作用の高いリグナン(ポリフェノール類)豊富
(セサミン、セサミノール、セサモリン、セサモール)
亜麻仁油
・原料|種子
・主な産地|カナダ、ロシア、ニュージーランドなど
・科名|亜麻科
・相性の良い食材|野菜類、ナッツ類など
・適した利用法|生食
特徴
・α-リノレン酸を含むため、炎症抑制・収束、抗アレルギー、動脈硬化抑制などが期待できる。
・女性ホルモン作用のある亜麻リグナン(セコイソラリシレシノール)を含む。(製造方法による)
MCTオイル
・原料|
・主な産地|
・科名|
・相性の良い食材|
・適した利用法|
特徴
・ココナッツオイルまたはパーム核油から抽出したオイル。
・中鎖脂肪酸は体内で素早く分解され、消化・吸収されやすく、長鎖脂肪酸の約4倍早くエネルギー源になる。
・ケトン体を効率良く産生する。
オリーブオイル
・原料|果実
・主な産地|スペイン、イタリア、ギリシャなど
・科名|モクセイ科
・相性の良い食材|魚介類、肉類、野菜、小麦製品など
・適した利用法|加熱、生食
特徴
・オレイン酸によるLDLコレステロール低下、腸の蠕動運動促進
・抗腫瘍作用、抗炎症作用の高いオレオカンタール含有(エクストラバージンオイル)
・抗酸化作用、抗動脈硬化作用のあるオレウロペイン含有。
菜種油
・原料|種子
・主な産地|中国、ドイツ、カナダ、日本など
・科名|アブラナ科
・相性の良い食材|肉類、魚類、野菜類など
・適した利用法|生食、加熱
特徴
・オレイン酸によるLDLコレステロール低下、腸の蠕動運動促進
・精製度により、菜種油、精製菜種油、菜種サラダ油がある
・血液凝固や骨の形成に関与するタンパク質の活性を助けるビタミンKが豊富
米油
・原料|米ぬか
・主な産地|日本、韓国、中国など
・科名|イネ科
・相性の良い食材|白身魚、豆製品、野菜類など
・適した利用法|生食、加熱
特徴
・抗酸化力の高いトコトリエノール(スーパービタミンE)含有
・抗酸化、中性脂肪低下、自律神経安定作用のあるγ−オリザノール含有
・コレステロールの吸収を抑える植物ステロール豊富
サチャインチオイル
・原料|種子
・主な産地|ペルー
・科名|トウダイグサ科
・相性の良い食材|野菜、豆、パスタなど
・適した利用法|生食、短時間の加熱
特徴
・α-リノレン酸を含むため、炎症抑制・収束、抗アレル
ギー、動脈硬化抑制などが期待できる。
・γ−トコフェロールを高含有するためオメガ3系オイルの中では酸化に強く、低温・短時間の加熱調理が可能。
えごま油
・原料|種子
・主な産地|日本、韓国、中国など
・科名|シソ科
・相性の良い食材|海藻類、豆類、野菜類など
・適した利用法|生食
特徴
・α-リノレン酸を含むため、炎症抑制・収束、抗アレル
ギー、動脈硬化抑制などが期待できる。
・抗アレルギー、抗腫瘍作用の高いルテオリン(ポリフェノール類)、アルツハイマー予防作用のあるロスマリン酸を含む。(製造方法による)
Beauty Oil
美容オイル
ココナッツオイル
・科名|ヤシ科
・搾油部位|胚乳
・主な産地|フィリピン、インドネシア、スリランカなど
・色|無色透明
・質感|軽い
特徴
・飽和脂肪酸が多く酸化しにくい。
・ラウリン酸によるアクネ菌増殖抑制作用
・ラウリン酸による皮脂分泌抑制作用
椿油
・科名|ツバキ科
・搾油部位|種子
・主な産地|日本など
・色|薄黄色
・質感|重い
特徴
・ビタミンE豊富
・オレイン酸豊富なため保湿力が高いが、アクネ菌を増殖せる場合があるため、ニキビ肌には不向き。
アルガンオイル
・科名|アカテツ科
・搾油部位|種子
・主な産地|モロッコ
・色|薄黄色〜茶褐色(焙煎)
・質感|やや軽い
特徴
・ビタミンEを高含有(特にγ−トコフェロール)
・ファイトケミカルのティカロール、ベータアミリン、
プチロスペルモル、ルペロールにより、皮膚バリア機
能向上、紫外線ダメージからの保護作用が期待出来る。
・リノール酸による脂腺細胞賦活作用
ローズヒップオイル
・科名|バラ科
・搾油部位|種子
・主な産地|チリなど
・色|ややピンクがかった黄色
・質感|やや軽い
特徴
・ビタミンAの前駆体であるレチノールを含むため、ターン
オーバーの促進、シワの改善作用が期待できる
・α-リノレン酸によるターンオーバー促進、抗色素沈着作用が期待出来る。
・酸化しやすい。
セサミオイル
・科名|ゴマ科
・搾油部位|種子
・主な産地|トルコ、エジプト、中国など
・色|薄黄色〜茶褐色(焙煎)
・質感|やや重い
特徴
・抗酸化作用の高いリグナン類(セサミン、セサモリン、セサモール、セサミノール)を含む。
・オレイン酸とリノール酸をバランスよく含むため、保湿力が高い。
タマヌオイル
・科名|オトギリソウ科
・搾油部位|種子
・主な産地|マダガスカル、タヒチ、ポリネシア諸島など
・色|深緑色
・質感|重い
特徴
・和名はテリハボク
・オレイン酸とリノール酸をバランスよく含むため保湿効果が高い。
・天然の抗生物質と呼ばれるカロフィロリードを含み、原産国では古くから皮膚疾患の治療薬、神経痛治療薬、抗炎症薬、抗菌薬として利用されている。
オリーブオイル
・科名|モクセイ科
・搾油部位|果実
・主な産地|スペイン、イタリア、ギリシャなど
・色|黄色〜緑色
・質感|重い
特徴
・ポリフェノール豊富なため、抗酸化力が高い。(未精製)
・植物では珍しくスクワレンを含む。
・オレイン酸豊富なため保湿力は高いが、アクネ菌を増殖させる場合があるためニキビ肌には不向き。
マカダミアナッツ
・科名|ヤマモガシ科
・原料|仁
・主な産地|オーストラリア、ケニアなど
・色|薄黄色
・質感|やや重い
特徴
・オレイン酸による保湿作用
・30代から激減する皮脂成分であるパルミトレイン酸を
含むため、肌の老化抑制作用が期待できる。
米油
・科名|イネ科
・搾油部位|米ぬか
・主な産地|日本、韓国、中国など
・色|黄色
・質感|やや軽い
特徴
・強力な抗酸化物質であるトコトリエノール(スーパービタミンE)、γ-オリザノールを含むため、抗酸化力が高い。
・γ−オリザノールによる抗アレルギー作用、抗炎症作用
・リノール酸による脂腺細胞賦活作用
・オレイン酸とリノール酸をバランスよく含むため、保湿力が高い。
ホホバオイル
・科名|ツゲ科
・搾油部位|種子
・主な産地|アメリカなど
・色|黄色
・質感|軽い
特徴
・高級脂肪酸と高級アルコールが結合したワックスエス
テルであり酸化安定性が高い。
・ワックスエステルはロウ類に属し、一般的なロウ類は
固形状だが、ホホバオイルに含まれるワックスエステ
ルは液状のため、肌への浸透力が高い。
馬油
・科名|ー
・搾油部位|コウネ
・主な産地|ー
・色|無色透明〜薄黄色
・質感|やや重い
特徴
・脂肪酸組成がヒトの皮脂に近く馴染みやすい。
・ビタミンE(トコフェロール)を含む。
・30代から激減する皮脂成分であるパルミトレイン酸を
含むため、肌の老化抑制作用が期待できる。