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植物オイルの選びかた



植物オイルは種類がたくさんありますが、原料となる植物によって、オイルの特徴も異なります。

オイルの特徴の決め手となるのは

①脂肪酸

②ビタミン、ファイトケミカルなどの微量物質

です。


まずは「脂肪酸」について

わたしたちが食事で摂るオイルや食材の脂質などのほとんどがトリグリセリドという形です。

トリグリセリドはグリセロールに脂肪酸が3本ついたものなので、食事であぶらを摂るということは、脂肪酸を摂っていることになります。



食用オイルや食材に含まれる代表的な脂肪酸は、20種類ほど。

脂肪酸は少しの構造の違いで、それぞれ特徴が異なります。


植物オイルは数種類の脂肪酸で構成されていて、どんな脂肪酸がどのぐらい含まれるかによって、おおよそのオイルの性質が決まります。


次に、オイルの特徴を決定づけるもう一つの成分「ビタミン・ファイトケミカル」について

あぶらに溶けるビタミンは、ビタミンA ,D ,E ,Kの4種類ですが、植物オイルに含まれるのは主にビタミンEとビタミンKです。

原料植物によって量は異なりますが、ビタミンEはほとんどのオイルに含まれます。

特に豊富に含まれるのがひまわり油や米油、アボカドオイルなどです。

ビタミンKはビタミンEほど多くの植物オイルに含まれるものではありませんが、大豆油や菜種油に含まれます。


ファイトケミカルは植物ごとに様々な種類がありますが、植物オイルに含まれるのは、やはり脂溶性成分のみです。

植物油に含まれる代表的なファイトケミカルは、オリーブオイルのオレオカンタール、米油のγ-オリザノール、ブラッククミンシードオイルのチモキノンなど。

これらは微量ではありますが、オイルの風味や特徴、体への作用などに影響します。


ということで、植物オイルを選ぶときは、

・脂肪酸組成(どんな脂肪酸をどのぐらい含むか?)

・脂溶性ビタミン・ファイトケミカルなど

の両方に意識してみてくださいね!



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